(基本情報)
リリース : 昭和52年
歌 : 紙ふうせん
作詞 : 後藤悦治郎
作曲 : 浦野直
初披露 : 2011年11月20日 第2回アカペラ歌う発表会
(解説)
この曲の聴きどころは,歌詞よりも曲であると言える。
昭和歌謡の中でも名曲中の名曲がそろっている昭和52年の中では
比較的目立たない存在ではあるが,
どこか懐かしいメロディーの魅力は35年経った今でも健在である。
ちなみに前奏に出てくる「ララララ ララソラミー」(相対音)という旋律は
スピッツの「あじさい通り」でも使われている。
静かな前奏・間奏に対して,Aメロでは低音が厚めに作られている。
サビではメロよりも旋律の音域が1オクターブ近く上がり,
ふとした瞬間に再び燃え上がる恋の焦燥を表しているようである。
一番の聴きどころは,歌詞と曲が連動して盛り上がる箇所。
「冬が来る前に」はオクターブで,「もう一度あの人と」は男声が3度上,
「めぐり」はオクターブに戻り,「逢いたい」で再び3度上へ。
この流れが,別れた後も惹かれあう男女の絶妙な距離感を演出している。
黒霧島では,MC用に上記の盛り上がりポイントだけを歌っている。
前触れもなくいきなり最大の山場に突入しても,
どこか盛り上がりに欠けるような気がしないでもない。
(歌詞全文)
http://j-lyric.net/artist/a001f51/l005ac6.html
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